「エンベデッドエンジニア(組み込みエンジニア)」は、ハードとソフトの間をつなぐ重要なポジション。自動車、家電、ロボット、IoT機器など、身の回りの「モノ」を動かす中枢を担うエンジニアです。
ここでは、未経験からエンベデッドエンジニアになるためのスキル・ステップを分かりやすく解説します!

エンベデッドエンジニアとは?
エンベデッド(Embedded)=「組み込まれた」
つまり、電子機器や機械の中に組み込まれるソフトウェアを開発・実装する技術者のこと。
たとえば:
- 車の自動ブレーキ
- 洗濯機の動作制御
- スマート家電の通信機能
- IoTセンサーのデータ処理
これらを制御するリアルタイム制御プログラムやマイコン周りの開発が仕事です。
主な業務内容
- マイコン向けソフトウェア開発(C/C++)
- センサー・通信機器とのインターフェース制御
- RTOS(リアルタイムOS)の設計・実装
- ハードウェアの仕様理解とソフト連携
- デバッガやロジアナでの動作確認・バグ解析
必要なスキル・知識
💻 ソフトウェア側
- C言語(組み込み開発では必須級)
- C++(オブジェクト指向制御が必要な場面も)
- リアルタイム制御の知識
- マルチスレッド/割り込み処理
- デバッガ、ICE(In-Circuit Emulator)ツールの使い方
🔩 ハードウェア側
- マイコン(ARM、Renesas、ESPなど)の知識
- デジタル回路・アナログ回路の基礎
- I2C、SPI、UARTなどの通信プロトコル
- 電圧・電流・ノイズ・耐性といった物理的制御の理解
🔐 その他あれば有利なスキル
- RTOS(FreeRTOS、μITRONなど)
- Python(テストスクリプトや組み合わせ検証)
- Git等のバージョン管理ツール
おすすめ資格
| 資格名 | 内容 | 難易度 |
|---|---|---|
| 組込みソフトウェア技術者試験(ETEC) | 組込み専門 | ⭐⭐ |
| 基本情報技術者試験(FE) | IT全般 | ⭐⭐ |
| 応用情報技術者試験(AP) | 設計・制御 | ⭐⭐⭐ |
| 電気工事士 / 電験三種 | ハード寄りな職場で◎ | ⭐⭐⭐ |
| CQ出版社などの組み込み技術セミナー | 実践に強い | – |
エンベデッドエンジニアになるためのステップ
Step①:基礎スキルの習得
- C言語と電子回路の基礎を学ぶ
- 書籍、Udemy、YouTube、ProgateでOK
- ArduinoやRaspberry Piを使った小規模実験もおすすめ
Step②:開発環境に慣れる
- 開発キットでマイコン制御を実践
- Lチカ(LEDを点滅させる)などの初歩からスタート
- 無料RTOS(例:FreeRTOS)を使ってマルチタスク体験
Step③:簡単なプロジェクトを作る
- センサー+マイコンで温度表示
- 通信モジュール(Bluetooth/Wi-Fi)で遠隔制御
- GitHubで成果物を公開すれば転職活動でも◎
Step④:職務経験を積む or 転職活動
- 電子機器メーカー、車載関連企業、制御系SIerが狙い目
- 未経験歓迎・研修付きの求人も意外と豊富(新卒・第二新卒は特に)
活躍できる業界
- 自動車関連(自動運転、車載ECU)
- 家電メーカー
- IoT機器開発ベンチャー
- 医療機器、産業用ロボット、ドローンなどの精密機器系
- 防衛、航空、宇宙関連企業
まとめ
エンベデッドエンジニアは、ハード×ソフトの知識を武器に、「モノづくり」の最前線で活躍できる職種です。C言語とマイコンを学びながら、ArduinoやRaspberry Piで実践経験を積み、IoTやロボティクス時代の主役を目指しましょう。

